夫に高度不妊治療(体外受精)に協力的になってもらうには?

夫に高度不妊治療(体外受精)に協力的になってもらうには?

私たち夫婦が不妊治療をスタートするにあたって最初にぶつかった壁が「妊活に対する男女の温度差」でした。

子供を欲しい気持ちは同じでも、女性はどうしても「残された時間」を考えてしまいます。私自身治療をはじめたのが39歳の時でしたし。

過ぎていく出産適齢期、ひと月に一度だけの排卵日、毎月遠慮なくやってくる生理。

先月も今月もダメだったという事実に対して、男性は「次も頑張ろう」となるのですが、女性は「次だってきっとダメに決まってる」と次第に期待すらしなくなってしまいます。

不妊治療は妊娠するための最後の砦であり、女性はそんな精神状態から治療をはじめるのですから男女の温度差があって当然です。

うちの夫も当初は不妊治療(主に体外受精)にネガティブなイメージしか持っていませんでした。

妊娠は自然に任せるものであって、人為的に操作するものではないと。その考えも理解はできます。私だって避妊していなければ自然に妊娠できると思ってましたから。

私たちの妊活はよくあることですが基礎体温と排卵検査薬を使った自己タイミングからはじめました。

私自身の生理周期にずれがほぼない(28~30日)、排卵前後は2日に1回タイミングをとっていたことから、100%ではないですがほぼ排卵日を逃してはいないはずです。

だけど2年たってもできませんでした。

一番の理由はやはり年齢(妊活スタートが37歳)かなと思います。(他の身体的な原因かもしれませんが)。自然妊娠するにも不妊治療をはじめるにも遅すぎたんですね。

でも、私は諦める前に今できることを全部やってみたかったので、まずはパートナーである夫に自分の考えを伝え、高度不妊治療に協力してくれるよう説得しました。

たしかに不妊治療は妻側の身体的・時間的な負担が大きいですし、言葉は悪いですが夫の「精子」があれば治療は成立します。

しかし、時間をかけてでも話し合いをして夫が治療の内容を理解してから進められたことは、私たち夫婦にとって結果がどうであってもよかったと今でも思います。

実際に治療開始の段階で協力的か否かはその後の治療スピードに大きく影響しますので、最初に二人のベクトルをることは本当に重要です!

不妊治療のステップアップについて説明する

私は39歳から本格的な治療をはじめたので1日でも早く結果を出すために最初から体外受精をする決心をしていました。

しかし、不妊治療の知識のない男性にいきなり体外受精の話をしても現実を理解してもらうのは難しいと思いますし、多くの男性は自分が理解できないことを拒否する傾向があります(知らないことを認めたくない)。

まずはタイミング療法について、次に人工授精について、そして体外受精について、どんなことを行うのかを順序を追って説明をしましょう。

その時にどの方法であっても排卵日(約1か月に1回)しかないこと、それはつまり1年間では生理周期によりますが10~12回しかないことも伝えましょう。

女性にとっては当たり前の知識でも、いかに妊娠が奇跡的なタイミングで成り立っているかとか、妊娠のチャンスはとても少ないことって男性側にはピンときてないんですよね。

タイミング療法超音波検査、ホルモン検査(病院によっては基礎体温も)などのデータをもとに排卵日を予測し、性交渉のタイミングを指示してもらう。排卵日付近は通院の回数が多くなる。 
人工授精タイミング療法と同じように排卵タイミングを予測し、洗浄濃縮した精子を子宮内へ直接入れます。精子の数が少ない、運動性がよくない時などにすすめられます。
体外受精(&顕微授精)卵巣から排卵まぢかに育った卵子を取り出し、体外で受精させます。正常に受精した卵を培養液内で3~6日育て、正常に育った受精卵のみを子宮に戻します。女性側の負担が大きく、費用も多くかかります。

不妊治療の病院説明会へ夫婦で参加する

これ、うちでは一番効果がありました!

私たち女性が、どこの病院の実績が良いだとか、年齢による妊娠率の数値だとか、不妊治療の情報を得るのは大抵がインターネットなんですよね。

たしかにスマホ片手に電車の中で調べることができるので便利ではあるのですが、インターネット上の情報が100%正しいとは限りません。

つまり、妻がインターネットでちょこちょこ得た情報よりも医者の説明を生で聞くほうが説得力が断然あるんです!

しかも、説明会では実績の根拠となるデータやグラフ等も出してくれるので理論的な男性はより理解しやすいようです。

病院やクリニックによりますが、仕事に差し支えないよう夜間や休日に説明会を実施していることが多いです。また、治療を始めるにあたり夫婦参加が必須である病院もあります。

まあ、ただ一緒に行ってほしいと伝えること自体が難しいですよね、、、私もそうでした。

こちらとしては1日でも早く治療を開始したい気持ちはあるのですが、その気持ちを全面に出さずに軽い感じで「まあ、どんなもんかちょっと行ってみない?」と誘ってみてください!

治療終了のタイミングを決める

不妊治療はどの段階であっても時間とお金の負担がかかります。

それがステップアップするごとに大きくなっていくわけですが、必ず結果に結びつくわけではありません。だからこそ、説得材料として終了タイミングを提示するのは精神的にも必要だと思います。

夫婦ともに時間もお金もある(若くて貯金にも猶予がある)、そして絶対に子供が欲しいのであれば止める必要はありませんが、

ほとんどの夫婦はそうではありません。

絶対に子供が欲しいという気持ちがあっても(特に女性側の)身体的にタイムリミットはきますし、貯金を使い果たして生活ができなくなったら子供どころではないですよね…。

うちでは(まずは)「1年間、もしくは治療費が100万円に達した時点」まで本気で治療で取り組むということで一致しました。その後のことはその時また話し合うということで。

お金と時間をかけるのだから、栄養管理(サプリメント含む)や睡眠時間を適当にしない規則正しい生活を二人とも心がけるという約束もしました。

1年間、全力で頑張る!!という目標設定をすることで、この状態がいつまで続くかわからないという不透明な先行きが夫婦ともになくなりました。

二人だけの未来について話し合う

大好きな夫と一緒に子供育てたいという気持ちで不妊治療をやろうと決心したのに、その気持ちが前へ出すぎてしまうと結果が出なかったときに「大好きな夫」ではなくなってしまうかもしれない不安が私にもありました。

だからこそ、二人だけの人生をエンジョイするための空想はとても重要だと思います。

ネガティブな意味ではなく「子供がいない人生を想像する」ことで、それはそれで楽しいよね。子供がいたらすぐにはできなくなることばかりだけど!と考えられるようになると、治療に対しても前向きになれました。

話す内容は現実味おびた未来でも突拍子もないような未来でもいいんです。
例えば〇年後に家建てようとか、豪華客船で世界一周しようとか、海外移住しようとか、、、

まとめ

どうしても妻ばかりがガツガツ進めがちな不妊治療ですが、一度夫との間に仲間意識が芽生えると治療という戦いに対して一緒に戦う戦友となり、ダメだったときの悲しみは半分以下、うまくいったときの喜びは倍以上に共有できます。

今や夫婦の3組に1組は不妊治療をしているともいわれています。
夫が分かってくれないと思う前に分ってくれるよう努力はしましたか?

繰り返しになりますが、不妊治療は夫婦の共同作業です。妊娠、出産、育児だって共同作業なんです。

実は、私自身も女性ばかりが負担を強いられるよなぁ、、、と考えていた時期もありましたが、そんな考え方で人を協力体制にできるわけがないんですよね。

「夫ともに家族を作る!」のが妊活なんですから。

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